備忘ログ

メモ以上日記未満

寝る前の妄想

寝る前に妄想をするというのが小学生時代から今日に至るまで変わらない俺の日課となっている。妄想の内容というのは、まあ世界観のバリエーションは無駄に豊富なのだが、大体は異能力モノのロウファンタジーである。ロウファンタジーという単語に馴染みの薄い人も多いかもしれないが、これはようするに「ほんの少し現実と違うだけのファンタジー」ということになる。ラノベで言うと禁書とかブギーポップ、漫画で言うとワールドトリガー、アニメで言うとまどマギあたりがこの分類に当てはまると考えてもらって問題ない。ロウファンタジーの魅力は、基本的には現実の社会と変わらない設定なので物語への没入感を得られつつ、その一方で非日常感も得られるという点にあると思われる。対義語にはハイファンタジーがあり、最近やたらとアニメ化が決まっているなろうの異世界転移モノなんかは完全にこれである。エルフや猫耳娘といちゃいちゃしたかったり魔獣の肉の串焼きにガブつきたかったり冒険者ギルドで無双したい人はこっちがオススメだ。そんで、とあるシリーズの全盛期は全体的にロウファンタジー作品が多かった気がするが、最近はなろう作品のアニメ化の連発により再びハイファンタジーが増えてきた気がしないでもない。

話を戻す。俺は寝る前に妄想をするのが日課であり、その内容はだいたいが異能力モノのロウファンタジーというところまで話したと思う。で、この異能力というのがミソであり、どのようにして異能力を発現したか、という理由付けによって世界観がさらに細分化されるのだ。最近のマイブームは薬品投与による発現である。特殊な薬品を投与することにより、殆どの人間は耐性を得ることが出来ず死んでしまうが、極一部の選ばれし人間(つまり俺)が薬による致死状態から蘇り、そうして異能のチカラを得るという展開が熱い(そこブラックキャットとか言わない)。そしてその後、俺は普通の学生生活を送る一方で裏では闇の組織に属し戦闘を繰り広げる日々を送るものの、段々と擦り切れていく己の心に気付き始め、自らにとっての正義を再定義せんと悩み始める矢先にヒロインと邂逅、そうして自らの過ちに気付いた俺は過去を清算するため本当の正義を探し求めていく、というのがだいたいのプロットである。大概の場合、ヒロインが主人公よりも精神的にも能力的にも強いというのが俺の中で結構定番の展開である。つまりは戦う女の子が好きなのだ。ショートカットで身軽で猫みたいに俊敏な子がヒロインであることが多い。そんで、俺はその子とツーマンセルを組みつつどちらかというと援護型として裏の世界にその名を轟かせていく……という感じ。

まあ能力の発現については他にも色々と設定があり、例えば「ある日突然全国に謎の塔が立ち始め、半径1キロ以内の人間に何らかの異能力を確認」だの「古来から選ばれし血統の人間にのみ能力が発現し、俺の本当の両親は第一線の能力者だった」とかそういう感じである。んで大体物語の序盤でヒロインが現れ、二人で世界の「歪み」と闘っていく……というのはだいたい変わらない。

そんで、こんな妄想をもう十数年も繰り広げている訳で、我ながら相変わらず中二病だなあと呆れる一方なのだが、一方でこの習慣はもはや意識的に矯正するレベルはとうに超えているので、あと10年経ってもこういう妄想を繰り広げている気がする。俺に出来ることはこれらの妄想を出来るだけ物語として昇華するだけなのである。

 

 

こういう中二的妄想を飛鳥と蘭子と一緒に3人でwktk語りたいだけの人生だった。

弁当を作っている

牛肉のしぐれ煮を煮つつ、その時間を利用してブログを書いている。

始めに申し上げておくと、俺は決して女子力が高い種類の人間ではない。たしかに男の割に料理はするものの、それは俺の数少ない趣味の一つであり、ゲーム、読書、将棋といった別の趣味と同様、俺がインドア派であることを裏付ける理由の一つでしかない。部屋は依然として汚いし、衣服とかも気を使う人間ではないし、女子力所詮5のザコなのである。そんな俺がどうして現在しぐれ煮を作っているかというと、それは今年の4月の人事異動がバタフライエフェクト的に作用している。昨年までの俺がいた部署の課長はあまり食堂を利用するタイプではなかったのだが、今年の課長は毎日食堂を利用するのである。別に新しい課長が人格的にアレな訳ではないので食堂で顔を合わせるのはそんなに嫌ではないのだが、それにしたって毎日のことだ。毎日課長と顔を合わせて食事をすることを考えると俺の精神が勤続疲労を起こし、将来的にQOL的観点からみて問題が生じることは火を見るよりも明らかなのである。

とはいえ、食堂以外の選択肢といったら外食とコンビニ飯くらいしかなく。そうなると、これまで500円で済んでいた昼飯代が毎日600~800円くらいは掛かってしまう!これはマズイ!

 

……ということで、弁当を作っている。弁当自体を作るのは人生初だが、幸いにして俺はこれまでたったひとりでこの孤独な世界を生き抜いてきた訳だから男と言えどそれなりに調理力はあるので、「メニュー決まらん」とか「おかず失敗した」とかそういう悩みには至っていない。ただメンドイだけである。いくら料理が趣味と言えど、それは時間に余裕がある休日の話であり、ただでさえ忙しい平日に晩飯とは別に弁当を作るというのは予想以上にメンドイ。お母さん高校時代毎日弁当作ってくれてホントありがとう。やっぱり母は偉大だわ。

 

なお、食堂が弁当を作る件について同僚にアドバイスを求めたところ「弁当じゃなくて彼女作って彼女に弁当作ってもらえばいいんじゃないですか?」とのこと。簡単にいうなよ……

 

さて、そろそろしぐれ煮も出来上がる頃合いかな? あとは卵焼き作るだけ。頑張るか

ポケモントレーナー20年史

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電子書籍の良いところは、ネットで見つけた興味のある本をほぼノータイムで読み始めることが出来るという点にあると思う。鉄は熱いうちに打て、みたいなもので、その本に対する興味が最も高まっている時に熱量が収まらないうちに読み始められるというのは非常に助かる。あとこの本に至っては、ムック本で購入すると1,300円くらいするのに、電子書籍だと300円くらいで済むというのも非常に嬉しい。

さて、元ポケモントレーナーの俺であるが、高校時代の頃は、それはもうアホのようにこのゲームをやり込んでいた。世代でいると第3、4世代くらい。エメラルドのバトルフロンティアとダイパのバトルタワー貴重な青春時代の結構な時間を費やしていたのだ。今の時代のポケモン対戦はあまり詳しくはないけれど、しかし友人の話すところでは、今の環境だとメガガルーラ等の一定のポケモンが強いためにメタ的にパーティを組む必要があり、なかなかパーティに多様性が生まれないとのこと。そういう意味では俺がポケモンにのめり込んでいた時代は様々なポケモンが活躍できる環境で、それが結構楽しかった。個人的に好きだったポケモンはアタッカーだとマニューラで、受けだとヤドラン。ヤドランは結構ガチで強いのだけど、マニューラに関しては攻撃と素早さはそこそこ高いものの紙耐久だし、当時は冷凍パンチくらいしか決め技が無いしであまり正直あまり強くは無かったのだが、それは愛でカバーした。やっぱり猫系のポケモンって可愛い。あと他に使っていたポケモンゴウカザルとかトゲキッスとかミロカロスとかその辺。この辺はまあ、当時の環境的には人気高かったポケモンですかね。ゴウカザルは覚える技の範囲広いしインファイト覚えるし、タスキ型と命の珠型がいて読みづらい。トゲキッスエアスラッシュで6割ひるませるのが鬼畜。ミロカロスは固いし可愛いし催眠術使うし。ヒンバス捕まえるのに苦労したけどな!

ああ、なんだか自分で書いててかなりノスタルジーな気分になってきた。あの頃はポケモンに関する全ての事柄に興味を持っていて、日曜朝はポケモンサンデー見てたし、ポケスペも全巻読んでたし、二次創作とかも結構漁ってた。ポケモンは男女ともに人気があるのでNLBLGLと何でもありだったのも懐かしい。昔はああいう二次創作ってホームページが主流だったんだけど、今ってどうなんだろ。ホムペっていう文化は廃れて久しいと思うのだが。pixivとかでやってるんかな?

話が逸れた。この「ポケモントレーナー20年史」はポケモンが誕生してから今までのポケモン対戦の歴史を書き記した本であり、トレーナー、あるいは元トレーナーの方には確実に楽しめる作品であると断言できる。個人的には自分がポケモンに嵌る前の環境だとか、自分がトレーナーを辞めてからの環境の概要を掴むことが出来て楽しかったというのがある。まさか現世代になってから再び雨パが猛威を振るっているとは……

一番後ろにある、ポケモンの世界チャンプと日本チャンプのインタビューも面白かった。結局のところ、勝つためには情熱を保ち続けるということが大事であって、尚且つ難しいことなのだろうと思った。ポケモンって選別とかパーティ構成とか、結構心を折られる作業が多いので、情熱を保てないとそういう作業を続けていけないってのが現実問題としてある。俺の場合も学生時代はその情熱を持っていたのだが、年数を経るにつれて徐々に熱が薄れていったということもあって。それを長い期間保つことが出来る人が強いトレーナーなのかな、と。好きこそものの上手なれってやつですね。

銀子ちゃんマジ銀子

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ラノベ好き兼将棋好きだというのに今までりゅうおうのおしごと!を読んでいなかったので試しに読んでみたところ、すげえ面白いって訳じゃないけど普通に面白い。んでサクサク読める。これがラノベの良さよね、普段本を読まない人に限ってラノベを敬遠している印象がどうにも俺の中にはあるのだけれど、普段あまり文章に親しんでいないのであれば無理して難しい本読まないでラノベ読んだりした方が楽しいのに、と俺は思ったりしている。でもまあ、本質的に読書が趣味の人間って全人口の5%くらいしかいないって聞いたことがあるし。これって20人に1人の割合ってことだから、学校のクラスにだいたい2人くらいが読書家だと考えると案外的を得てる気がしないでもない。残りの人たちにとっては読書というのは娯楽というよりファッション的な意味合いが強いのだろうし、そういう意味ではラノベが世間的に冷遇されてしまうのも分からなくはないのだ。お洒落系大学生の好きな本の「夜は短し歩けよ乙女」率は異常。あれこそラノベ色強いと思うんだが。一人称だしヤレヤレ系だし。美少女出てくるし。いや森美登見彦大好きなんだけどね。というか嫌いな作家というのが殆ど存在しない。そこそこ日本語として成り立っていればとりあえず何でも読む系男子(24才)。

りゅうおうのおしごと!に話を戻す。一言でいうとロリコン竜王がロリな弟子を取る物語である。もうロリロリである。とくに2巻がすごいロリかった。JSしかいない研究会って何だよ、作者頭おかしいんじゃねえの(褒めてる)。

でまあここまで語っておきながら俺はロリコンではないので、一番好きなキャラは姉弟子の銀子ちゃんであり、彼女にジト目で罵倒されたいだけの人生だった。以前どっかで「ツンデレの良さが分からない」と書いた覚えがあるが、すまん!分かった!よく分かったぞ!!! 今までどうにもツンデレ=自己主張が強い子ってイメージが先行していて苦手だったのだが、俺の場合苦手なのはツンデレではなく、自己主張が強い子だったのだ。銀子ちゃんはツンデレでありつつ普段は自分の感情を表に出さず、その辺が奥ゆかしくていとをかし。そんでもって主人公は銀子の気持ちに気付かずロリにご執心な訳だからすっげえ不憫。最近はあまり新しい作品に手を出す機会が無かったので、久々に好きなキャラに出会えて嬉しいものだ。

 

さて話は変わるが、現実の世界では佐藤天彦八段が羽生名人相手についに3‐1まで持っていきましたね。あと1勝すればついに名人を戴冠か。将棋界の中でも最も名誉ある&難度が高いこのタイトルは2002年に丸山さんが取って以来ずっと森内さんと羽生さんの寡占状態だった訳なので、今回天彦がタイトル奪取となると結構歴史的な事件である。個人的には羽生さんも好きだが天彦はもっと好きなので、なんとかあと一勝してタイトルを戴冠してほしいものである。去年の天彦はあんなに勝ったのに一つもタイトル取れなかった訳で。一つくらいはタイトルとってほしいものだ。そしてその一つが名人であるなら、それに勝ることはないだろう。

世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。

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キノの旅というラノベがある。で、ここで、原風景という単語を選択するのが正しいかは別として、俺にとってキノの旅はそういう類の作品である。それはつまり、俺の性癖だとか基本的な考え方だとか、そういう根っこの部分がかなりの部分でこの小説に影響されているということに他ならない。あのどこかニヒルでシニカルで世を拗ねた感じの生き方は、当時小学校高学年くらいだった俺にとってとても魅力的に見えたのである。小学校も高学年となると、友人との関係性というのが著しく変わってくる時期だというのは皆知っている通りだと思うのだが(つまり友人の選択に見栄だとか地位だとか、そういう要素が加わってくる時期なのだ)、俺にとってもそれは同様で、しかし俺はそういう変化があまり好ましいものだとは思えなかった。これまでのように男も女も関係なく、駆け引きだとか利害だとかそういう概念を必要としない関係に安住していたかった。けれども社会というのは俺の意志とはまるで無関係に形を変えていくもので、それまでクラスの中心的人物として君臨していた俺は、以前とはまるで形の変わってしまった人間関係に疲弊し、そして少しずつクラスでの存在感を失っていった。あるいはそれは周囲からは一種の脱落という風に見えたのかもしれない。

兎も角、俺が本格的に読書に耽るようになったのはその頃からである。それまでも本を読むのはまあ好きな方だったけれど、消極的選択として読書という行為に至っていた気がある。つまり友人との遊びの約束がどうしてもつかなくて、ゲームをやっていてもどうにものめり込むことが出来ないという限定的状況下において俺は読書をしていた訳だ。ブラッカブロッコ島とかズッコケ三人組とか。

しかしまあ小学校高学年ともなるとその辺りの児童向け小説だけでは知的好奇心を満たすに至らず、そしてふらふらと普段とは別の棚に救いを求めた俺は、そうしてキノの旅にであったのであった。

――今思えは、どうして一介の町立図書館にラノベが置いてあったのだろう。当時はそこまでラノベという文化が根付いていた訳でもあるまいし。まあ恐らく、職員の中に誰かそういう文化に寛容、というかのめり込んでいる人がいたのだろう。他にも色々ラノベ置いてあったし。ブギーポップとか。んでコイツも確実に俺の性格を歪めてる。

そしてようやく話題は件の小説にたどり着く。さて、このキノの旅という小説は、読了した者には分かると思うのだが、かなりどぎつい皮肉小説である。この我々の住む世界に内在する矛盾というやつを、物語に出てくる「国」という形で簡略化し、そしてキノは国を訪れ、様々な矛盾に直面する。そうしてなんやかんや一波乱があり、国を後にする。延々とその繰り返しである。キノはそれらの矛盾に対し、基本的には何も解決しようとしない。ただ己の身体を、あるいは心を守るためだけに努力するのである。

当時まだ小学生だった俺は、世界というのはなんだかんだ言っても完全な存在だと信じて疑っていなかった。親や学校の先生というのは正しいことだけを話し、そして実践する存在だと思っていたし、世界は常に平等だと思っていたし、民主主義国家というものに対して絶対的な安心感を抱いていたのである。どこにでもいる純真無垢な小学生だ。

それがまあ、キノの旅を読んで色々と考えを改めるに至ったのである。いわゆるパラダイムシフトというやつだ。そしてそれは俺にとって、少年期の終りのようなものであったのかもしれない。そう、色々と考えされられる小説なのだコイツは。

あとはただひたすらキノが可愛い。俺が僕っ子で中性的でやれやれ系の子が好きなのはキノが原因であることに議論の余地はない。あとゴーグルとトレンチコートもな!それにしても中性的な子はどうしてあんなに可愛いのか。俺はいわゆる女性的、母性的な要件を満たしたキャラには昔からあまり惹かれない。たぶん女性を女性として捉えるのが苦手なのだと思う。女性ではなく相方、パートナーとして捉える場合、中性的なキャラのほうが精神的距離感が近くて良いのかも。

 

とまあ、俺のボクっ娘好きは兎も角として、どうして今更キノの旅について述べたかというと、それは俺が現時点でキノの旅を読み返しているからに他ならない。そんでもってこの小説をもっと様々な人に読んでほしいという思いがある。いや、かなり有名な小説なので少なくてもラノベ好きの方々は一度は読んだことがあるとは思うのだけれど。でもってこの小説はいわゆる「ラノベ色」(これについて定義を述べようとするとまたひたすら長文の残骸が出来上がるだけなので今日は止めとく)があまり強くはないので、一般文芸しか読まない人でも十分楽しめると思うのだ。そういえば星の王子様という有名な古典小説があるけれど、あんな感じである。星の王子様好きな人は読んでおいて損はない、と思う。

慣性の法則

運動の第一法則とも言われるこの法則は自動車やサッカーボールその他エトセトラと言った現実世界における物理的法則として存在するだけではなく、精神的な法則ーーそう、例えばブログの執筆のようなーーとしても成立するのではないかというのが最近の俺の私見である。すなわちブログというのは一旦更新を継続する癖がついてしまえばそれを続けるのにそれほどエネルギーを必要とはしないのだが、一旦更新を停止してしまうと、再加速には結構な熱量が必要となるのだ。

そんなわけで3月までの俺は、我ながらよくもまあ忙しい時間の合間を縫ってむやみやたらに長々しい文章を綴っていたものだと思う所存であったのだが、年度が変わってもいつまでも終わりの見えない業務量に精神的に疲弊しついにブログの更新が完全に停止してしまった訳なので、ようやく時間的に余裕が出来始めた5月に入って尚、上述の慣性の法則により俺はブログの更新を再開することが叶わなかった。とどのつまりブログの更新が停滞してしまったのは物理的法則によるものであり、そこに俺個人の落ち度はないのだ。と、俺はいったい誰に対して弁明しているのだろう。読者に?いやしかし、このブログを定期的に読んでいる読者というのは未だに今季のベイスターズの優勝を信じて疑わないファンと同じ程度にしか存在しないだろうよ。

さて、流石にこれだけ更新に間隔があくと、書きたい事がなくて困るという事態にはならない。むしろ書きたいことで脳内が満たされており、買ったばかりのe-maのど飴のケースから飴玉を取り出そうとしてしまうと入口辺りで渋滞を起こしてしまい中々取り出せないのと同じように、書きたい事柄を脳みそから取り出して文章に変換するというのがなかなか難しい。

けれどまあ、その上であえて最近の事柄について語るとなると、やはりパワプロ2016だろうか。まあ他にもGWに香川にいってうどん食ってきたとか、会社に入った新人の教育係を任されて精神的に摩耗しているだとか、敬愛する西尾維新戯言シリーズがアニメ化決定しただとか、デレステの二宮飛鳥のSSRがくっそ可愛いだとか、事象について述べようとすれば枚挙に暇がないのだけれど、でも最近のアフター5(という名のアフター8)はほぼパワプロに費やされているといっても過言ではない。

今回のパワプロは新モード「パワフェス」の導入を始め、オリ変が作れたり「なりきりモード」でこれまでにない没入感でゲームに参加できたりと、コナミにしては珍しく意欲的な作品である。まあこれは恐らく、前作の2014の売り上げが芳しくなかったというのがバックグラウンドとして存在するのだろうけれど。

で、基本的には満足である。すでに100時間以上は触っているし、買った値段分の元は確実にとってる。個人的にはサクセスがすき。ここ数年はデッキシステムというクソ仕様だったのだが、その辺りが改善されたのが非常に嬉しい。サクセスの面白さには色々な物があるのだが、なかでも、ストーリーとかキャラクターとの友情の深め合いというのが大きな楽しみの一つだと俺は思っていて、デッキシステムだと誰をデッキに組み込みかによって自分の好きなキャラクターを常に物語に絡ませることが出来るというメリットがある一方、肝心のストーリーに深みが出ないというどうしようもない欠点があり、俺は嫌だった。そんで今回のパワプロはその辺りしっかり改善されていたし、特に独立リーグ編はキャラもストーリーも満足できる出来であるのに加え運要素と腕要素も丁度良い割合になっており、ここ数年のサクセスの中では最も面白かったと思う。個人的にはパワプロ2011以来の出来。

あとパワフェスね。パワプロ99の冥球島モードの復活というのはパワプロユーザーの殆どが願ってやまない夢だと思うのだが、今回のパワフェスモードは限りなく冥球島に近い出来だった、と思う。まあ難易度的に言ってしまえばちょっと物足りない点もあるのだが、しかしライト層というのを考えた場合あれくらいの難易度が丁度良いのかもしれないね。しかし太刀川は強い。女子で140キロ台後半出て、その上変化球制球スタミナも平均以上にあり、更にサードも守れて野手能力も高いとか化物かよ。最近の女子キャラのインフレについていけてないあおいちゃんみずきちゃんあたりが泣いてるぞ。

あえていうなら通信対戦で盗塁がフリーパスなのは、あれなんとかならないのか?他のモードではそこまでフリーパスなイメージがないので、恐らく通信対戦に限っての調整ミスだと思うんだが。あれのせいでシングルヒットが実質2塁打になっているのがどうもストレスがたまる。友人とやる時は盗塁禁止ってルールにすればいいのだが、赤の他人の場合そうもいかない訳だし。あとセフバンとランダウンプレイももっとシビアなタイミングにしてほしい。これもう5年くらい愚痴っている気がするわ……

 

まあそんなこんなで、忙しいながらも最近はうまくメンタルを調律して日々をやり過ごしている次第。こうやってオッサンになっていくのかなあと思うとちょっと不安ではあるので、もう少ししたら小説とか執筆してカタチに残るような趣味を始めていきたいと心の隅っこで考え始めているのだけれど、執筆というのはどうにも精神状態に著しく依存するものなので、俺の場合、まずは良好な精神状態を保つ術を体得するのが優先順位その一に当たるのかもしれないな、なんてことを思いつつ今日の更新おわり。

書類と女の扱い方が分からない

とくに書類の扱い方が分からん。

もうすぐ働き始めて丸二年が経過するというのに、取っておけばいい書類と捨ててもいい書類の判断がつかず、そのうち俺の引き出しの中は「とりあえず保留にする書類」でいっぱいになり、本当に書類が必要になったときに結局「とりあえず保留にする書類の山」から発掘作業をする羽目になる。ダメな大人だ。

自己弁護の為に言っておくと、俺は決してまるきり仕事が出来ない無能という訳ではない(……と思う)。しかし片づけ関係は苦手で、それが書類に対する苦手意識の下になっているのではないかと推測する。「とりあえずあとでこの書類片づけよう」が積もり積もって文字通り山となり、そして俺に牙を剥くという訳だ。

そんで辛いのは、俺は今所謂事務職と言われる仕事に付いている訳なのだが、事務職である以上、何処の職場に行ったとしても書類という概念からは逃れられない訳で、要するに俺自身がこいつらの扱い方を心得ないことにはいつまでたっても俺に真の安寧が訪れない。どうにかして書類をスマートに始末するスキルを身に付ける必要があるのだ。片づけが苦手とか言っている場合ではないのだ。このままではいずれ大事な書類をうっかりシュレッダーにかけて俺の評価が爆発四散という可能性も無きにしも非ず。いや、別に出世したい訳ではないのでそこまで人事評価を気にしている訳ではないのだが。でもやはり、他人に迷惑を書けない程度には仕事が出来る人間を目指したいと思うし、目下、俺の仕事面での弱点は書類整理にあると思うので、その辺意識して来年度は頑張っていきたい。

 

なんてことを書いているとまるで俺が仕事めっちゃ真面目に取り組んでいるかのように思われるが実際はそんなことはなく、まとまった金さえあればこんな仕事さっさと辞めてしまいたい程度には仕事に対するモチベが低い。しかし俺のモットーは「別に何やったっていいじゃん※ただし他人に迷惑をかけない」というやつなので、他人に迷惑をかけない程度には仕事も頑張る必要があるという訳だ。

 

それにしても年度末は残業が多すぎて辛い。仕事嫌いの俺にここまで残業させるとか、社会ってやつは中々どうしてやるものだ。