備忘ログ

メモ以上日記未満

おざなりとなおざりって似てる

意味も結構似てる。でも違うといえば違う。阿藤快加藤あいくらい違う。

 

ようやく金曜日が終わり週末がやってきたと思ったら既に日曜日の夜である。週末というのはどうしてこう、平日と比べて高速で経過していくのか(単純に平日が5日でえ休日が2日だからだとは言ってはならない)。

とはいえ今週末は俺にしては色々あったほうで、まず、金曜の夜に7時に仕事を終わらせてから同期(とはいっても10も上の人)と近くの焼き肉屋に行き、ハラミを重点的に貪るように食ってきた。俺は基本的には飲み会はキライだが、人付き合い自体が苦手という訳ではないのだ、まあ好きではないのだが。今回のように、同期や年の近い先輩と2,3人でメシを食いに行くくらいであればむしろ楽しめるほうかもしれない。なかなか一人で焼き肉を食いに行くことも無い訳だし。

んで、「日銀のマイナス金利ってどうなんすかね~」とか「最近ドイツの銀行やばいらしいっす」みたいな、おもに経済系の雑談を肴にビールをぐいっと。二人とも株をやっているという共通項があるので、どうしても経済系のニュースが話題の軸になる。年齢も10才離れているし、俺はゲームとか本とかネットの話が好きだけど(最近はどうもアニメを何本も追っかけるのが辛くなってきた、時間があれば消化したいけど)向こうはそういう系の人間ではないので趣味の話題も合わないし。かといって職場出てから仕事の話はしたくねえし。そういう訳で経済の話。俺、実は経済学部出てるし(経済に強いとは言ってない)。

そういうくだらない話に管を巻きつつ、俺はあまりお酒に強い人間ではないのでせいぜい2杯くらいビールを飲んで、あとは野菜盛りとかひたすら焼いて食べていた。あまり胃が強い人間ではないので、肉ばかりを食べる訳にはいかないのである。今回の食事は食べ放題ではなかったから良かったものの、友人たちと焼き肉屋に行くと、小食ゆえに十中八九自分が一番最初にリタイアすることになるので、男として情けないやら量が食えなくて悔しいやらで結構ミジメな気持ちになるのだ。これが女であればまあ可愛げもあるのだろうが、24の男からするとなかなかの凌辱である。あ、屈辱か。そして小食というのは大食いの奴らからすると理解の及ばない概念であるらしく、「ダイエット中なの?」とか「男はいっぱい食べて体力付けないと~」とか言われる事もしばしばなのだ。ふざけんな出来ることなら俺だっててめえ等みたいにたらふく食いてえわ。メニュー表指さして「ここからここまで全部ください」とかやってみたいわ。まあそんな人見たことなんだけどさ。

このどうでもいい焼き肉の話題から無理やり結論のようなものを導くとすると、ええと、つまり人というのは常に自分の体質を中心に考えてしまうものであり、なかなか他者と自己の体質に差があるということが理解できない生物だということではなかろうか。さっき言ったように大食い族の奴らからすると、俺のような小食族はあるいは「もっと食えるのに色々な理由で(ダイエットとかキャラ付けとか健康とか)食わないだけ」と思われているのかもしれないが、それは真実からは対極の位置に存在しており、俺は別に何か理由が合ってメシを多量に食わないのではない。単にメシを食うだけのキャパがこの胃に存在しないというだけなのだ。ちなみにキャラ付けについて補足すると、年配の方々には理解できないかもしれないが、今の時代というのは女だけではなく男もカワイコぶることが往々にしてある時代なのである。別にホモという訳ではないのだろうが、ナチュラルに萌え袖したり、スイーツ詳しいアピし始めたり、いわゆる女子力を存分に発揮する系男子が結構いる。んで、女子が小食アピするのと同じようにアピールしだす男も実際のところいるのだ。最近は男女の性差の垣根がだんだん無くなって来てるような気がする。男の女化というか、女の男化というか。あと数百年もすれば人間も雌雄同体になったりしてるかもしれないぜ。それはないか、進化のスピード的に。……しかし、戦争中であれば男には男らしさが求められてしまう訳で、中性的な男がモテる今の風潮というのは平和な時代を表しているようでそれはそれでいいのかも。

話が脱線事故を起こし過ぎである。JR北海道か! ちなみにこれについてはJR北海道に全面的に非がある訳ではないんじゃないかという話に持っていこうといたが、そうなると更に話が脱線するのでそれはまた別の機会に(たぶんそんな機会はこない)。

ええと、体質の差の話である。体質の差というのは先程述べたように大食いか小食かという差異の他にも、例えば太りやすい太りにくいという差異もあるだろうし、朝強いとか弱いとかそういうのもあると思う。だから自分が太りにくい体質だからといって太っている人を見てそれだけで「だらしない」と思う事はおそらく偏見に属してしまう類の感情だと思うし、朝弱い人に「意志が弱いだけっしょ」とかいうのも同様だ。ちなみに俺は朝がめちゃ弱い。寝起きは身体が死人のように冷えているので動くのがすごく辛いし、せっかく目覚めても胃が死んでるので朝はなにも食えない。朝起きると毎日20分くらい風呂に使って体温を取り戻し、その後ヨーグルトだけ食って出社してる。

つまりその、みんな違ってみんな良いみたいな博愛主義者的発想はどうにも信用がおけないのだけれど、そこまでではなくとも、人間にはそれぞれ体質的に結構な差異が存在していて、誰もが皆自分のように動いている訳ではないということを社会を構成している各々が頭の片隅に入れて生活していくことで、社会というものが少しばかり柔軟な組織になっていくんんじゃねえの、と思った次第でした。

 

週末の過ごし方の話をしていただけなのに、思えば随分遠いところまできたものだ。悪い癖である。