備忘ログ

メモ以上日記未満

優先順位が肝心

はあ、読むんじゃなかった。「持たない幸福論」なんて読むんじゃなかった、それも日曜日の夜に。

いや誤解の内容に言っておくとすごくいい本だったさ。著者のphaさんの中庸さにはびっくりした。あの人は多分全ての価値観を平等に捉えられているんだな。世間的評価とかは一切気にせずに、自分の理想のみを追い求めている感じ。パラダイムシフトとまではいかないけど、人生ってのはそれを観測する人によってこんなにも別物に写るものなのだな、と当たり前の事を今更ながらに感じた本だった。びっくりするくらいにフラットで、それでいて、いやそれゆえに斬新な世界観を持っている人だなと思った。

でもいい本だったけどさあ、月曜日を控えた夜に読む本では無かったよね。おかげで今日、仕事のモチベーションめっちゃ低かったもん。「俺は楽していきたいのにどうしてこんな辛い思いして働いてるんだ」って思いながら事務作業とかやってたら午前中が終わってた。当然仕事は殆ど進まず。んでまた自己嫌悪。

 

思うに俺はさ、口では「何も要らねえからただダラダラして過ごしたいなあ」とかいいつつ、実は色々と現在の生活から捨てられないモノがあるので、嫌々言いつつ働き続けているのだと思う。曰くそれは世間体とか、金銭的安定とか。

でもそれって俺が本当に求めているものか?と言われるとそれはちょっと違う気がする。世間体なんてものは、持っているからそれを捨てるのに躊躇しているだけであって、俺が本質的に求めているものではない。だって俺、他人からの視線とかあまり気にしない方だし。自分がラクなら良いや、みないなところがある。そこは俺の良いところでもあり悪いところでもある。

じゃあ俺が本当に求めているものはなんだ? 自分が生活していく上でどうしても必要なモノっていったい何なのか

 

まず、一番大事なのは食事だろう。衣食住っていうけど、衣はまあランニングコストがかかるモノではないし、食と住はどっちも必要だけど、食はないと生物的に死ぬし。

んで、これに関してはだいたい月に3万円程度あればいいかな。一日千円として、だいたいこれくらいの額があればそこそこ満足した食生活を送れると思う。大学時代もこんなもんだったし。まあ切り詰めれば2万とかいけるんだろうけど、無理せず自分が暮らせる額と考えるとやっぱり3万くらいか。

 

次に住所ね。これは出来れば独り暮らしがいいのだけれど、本当に本当に一人暮らしじゃないとダメなのかと言われるとそういう訳でもなく、シェアハウスとかでもいい。家賃安く済むし。常にだれかと一緒にいるというのは疲れるけど、楽しそうでもある。自分はこれまで寮生活とかしたことなかったし。エロい姉ちゃんの隣室住みたい

 家賃はだいたい、3万円くらいかな。

 

そんで光熱水費プラスネット代。これがだいたい月1.5万くらいか?ネットは絶対に必要かと言われると人によってはそうでもないかもしれないが、俺にとっては絶対必要だ。それは知識欲を満たすアイテムでもあるし、自分が最低限発信するためのアイテムでもある。

 

まあこの辺が生きる上で絶対必要な物か。占めて7.5万。結構するなあ。でもたぶん今の生活をずっと続けるよりも、10万位稼げるアルバイトをして暮らす方が精神衛生上すこぶるいい気もするんだよな。あくまで短期的にはね。長期的には勤め人というのは結構強くて、保険も安いし年金も加入できるから。

んでもって自分の場合、だいたい15万円くらいあれば、月々10万位で十分満足に暮らせて、そのうえ5万位貯金して生活できる気がする。今は月収が25万位だけど、ストレスが半端ないから食事とか買い物で発散しようとして散財しまくってるし。金貯めるために仕事してるのに、金使って仕事のストレス発散してるとか意味無さすぎワロタwwwワロタ……

 

そんで今はお金の話だけをしてきたけどあ、お金に関しては結構どうにかなる場合が多いと俺は思う。本当に金が無ければ働くしかないし。なんだかんだいって、巷には職が溢れている訳だし。

どちらかというと「承認欲求」とか「自己顕示欲」とか、そういうのとどう上手く付き合っていくかというのが、豊かな人生を過ごす上で大切なのかもしれない。

例えば年収200万でも、趣味で絵書いてpixivで人気だったり、草野球で4番だったり、

趣味で写真やってて賞取ってたり、そういう、人生のどこかで「認められている人」っていうのはこれはすごくいい人生だと思う。率直に言って憧れる。逆に年収1,000万くらいあっても、毎日家と会社を往復するだけ、みたいな人間は本当に幸せなのかな、と思ってしまう。いやそれでも後者は後者で金銭的にゆとりがあるだけマシか。ブラック企業に勤めていたりすると、年収200万なのに毎日家と会社を往復するだけ、っていうケースもあるのかも。そんでこれは一番歩みたくない人生。それでいて3つの選択肢のうちでは最も俺の現状に近いケースでもあるのだが。

 

まあ、アレだ。俺の場合長文を書くくらいしか能がないもので、承認欲求得ようと思ったら素直に文章書くわけしか無い訳だし、そのためにもブログというのは出来るだけ更新していきたい。だれに読まれるでもないけど。しかしまあブログというのは独りよがりになりがちなのであまり文章力というのは身に付かないけれど、長文を綴る力というか基礎体力というか、そういうのは結構鍛えられる気がする。